鉄道各社の精神障害者福祉手帳での割引導入について



精神障害者保健福祉手帳を所持している方へのJRや私鉄各社の運賃等割引制度ですが、多くが片道100キロ以上ないし101キロ以上という条件が付きました。

この100ないし101キロという条件はどこから付いたのか分かりませんが、「まずは第一歩」という評価と「中途半端な導入で実質使えない」という評価があるようです。個人的には、片道100キロというハードルはかなり高く、「第一歩であるのは間違いないが、実質的に使えない」と感じています。

JRは全線が長く、まぁ、100キロ超える移動もありうるなとは思うのですが、例えば私鉄の京阪電車さん。

https://www.keihan.co.jp/traffic/ticket/information/kirotei.html

京阪電車さんのこのページには、

例2:淀屋橋〜近江神宮前駅(京阪線と大津線をまたぐ場合)

とありますが、大阪の淀屋橋駅から滋賀県の近江神宮前駅まで乗っても片道59.2キロです。

でも、

https://www.keihan.co.jp/corporate/info/release/assets/pdf/240411_keihan-railway.pdf

京阪電車さんのリリースによると、「101km 以上旅行するときに限り割引」との記述があります。

これが片道101キロ以上なのか、往復でも良いのか書いてないので分かりませんが、片道101キロ以上だとすると無理筋な話です。京阪電車さんに聞いてみるかな。

京急さんなど一部の私鉄はキロ条件なしで精神障害者の割引を導入されています。JRの100キロ以上条件もどうかとは思いますが、全線が長くない私鉄各社に100キロないし101キロ条件があるのが一番理解できないところですね~。

参考:精神障害者手帳交通運賃割引(みんなねっと(公益社団法人全国精神保健福祉会連合会))

https://seishinhoken.jp/tags/fare